受講資格:基礎コースの受講と修了
6回、各2時間
5回の説明と1回のまとめで構成します。
5回の説明の回では、条文を読む(15分)、その回のテーマに沿って説明(45分)、ブレイクアウト(15分)、参加者による1分間スピーチをベースにした感想、意見、情報提供(45分)、受講レポートの提出とし、5回が終了後、修了レポートを提出していただきます。
最後の回は、受講者それぞれ、2分程度で修了レポートを紹介し、抱負を述べていただきます。
修了認定は主として修了レポートに基づき行う。
各回の説明の内容:
第1回: 国連子どもの権利委員会の審査と日本:
- 国連子どもの権利条約実現のための国連子どもの権利委員会の役割、政府報告書の審査
- 子ども権利委員会が日本政府に対して行った勧告とそれに対する日本政府の対応
- 一般原則に関するものや重要な権利についての勧告の例を紹介する。
第2回: 子ども権利条約を学ぶ、広く知らせる
- セミナーやイベント、キャンペーンの企画・実行:
- 子どもの権利条約に関するセミナー、イベント、キャンペーンなどを企画し、実行する。
- メール、SNS、Youtubeやウェブサイト、新聞・ラジオなどメディアを活用して子どもの権利条約を広報する
- 資料の作成と配布
- 子どもの権利条約に関するパンフレット、チラシ、報告書、その他の資料を作成し、学校や行政機関、地域の団体、地域住民に配布する。
- 親子で参加できる企画や子ども向けの企画を地域や学校で実施し、子ども自身が自分の権利を知り、理解する機会を作る。
- 保育士、教職員など専門職の研修の機会を作る。
第3回: それぞれの、子どもの権利を実現する役割:
- 親の役割、保育所や学校の役割
- 国の役割、地方自治体の役割
- 地域社会、ビジネスセクターの役割
- 子どもの役割
第4回: 子どもの権利条約を広め実現するためのネットワーク
子どもの権利実現のために、さまざまな立場の人々が連携することの重要性を理解し実践する意義を理解する
- 子どもの権利実現には、専門家だけでなく、地域住民や子ども自身も参加することが必要
- 多様な関係者との連携事例 学校、家庭、地域社会、行政など、子どもの権利に関わるさまざまな関係者との連携事例の紹介
- 成功事例だけでなく、課題に直面した事例も共有する。
第5回: やってみるーグループワーク、ロールプレイング
グループに分かれて、子ども、保護者、教職員、地域活動家、行政担当者、議会関係者など、多様な立場を想定した役割を分担する。
- 地域における具体的な課題を取り上げる。例として、
- 子どもの声を聴く、子どもの権利を守る親の役割・学校の役割、子どもに対する暴力や不適切な言動をなくすために、子どものビューを尊重した学校運営、いじめのない学校作り、不登校の子どもの学べる権利の実現、など
- それぞれの立場から課題の解決策を考え、連携の方法を模索する。
- グループごとに、話し合った内容を発表し、他の参加者と共有する。
○ 修了レポートの提出 テーマ 「子どもの権利条約を広めるための、これからの私の取り組み」
第6回: まとめ 修了レポートの紹介と意見交換
受講者それぞれ、2分程度で修了レポートを紹介し、抱負を述べていただきます。
すべての回が終了後、主として修了レポートに基づき修了認定を行います。